ウェブサイトは、LAMP(linux, apache, mysql, php/perl) と、オープンソースの恩恵を受けています。web 関係者なら知っておきたい、オープンソースのメリットデメリットについて、主な物を紹介します。オープンソースで行こう!: 第3回 デキる男のオープンソース理解 ビジネス編等を参考にしています。
メリット
- 学習/運用効率
- 実際に動くコードを読むことでソフトウェアの働きを効率よく理解することができます。ソースを読み、中身を知ることで、ツールの長所短所を知ることができ、効果的に利用することができます。
- 改変の自由
- ニーズに合わせて好きなようにカスタマイズできるので、顧客満足度を高められます。アドオン等を独自開発して拡張する、日本語版がない場合にローカライズする(日本語話者は比較的多いため、開発元が日本語版を出すことがしばしばあり、あまり気にならないかもしれません。しかし、話者の比較的少ない言語の場合は深刻です)、といったことが可能です。
- ユーザーのコミット
- コミュニティによりユーザーのコミット度合いは異なりますが、多くのオープンソースソフトウェアは、ユーザーがアドオン開発する、意見を出す(バグ報告や機能提案などを開発元にフィードバックする)などして情報共有し、より良いものになっていきます。
- 開発の継続性
- 特定の企業に依存するソフトウェアは、その企業が倒産したり、開発終了したりすると、それ以後は更新されません。オープンソースであれば、現在の開発メンバーが引退しても自らプロジェクトを引き継ぐ等の方法で、開発やメンテナンスを継続できます。
デメリット
- 人員配分
- 各自が自由に貢献すると、配分がアンバランスになることがあります。アクセシビリティ、セキュリティ等、地味だけども重要な仕事が疎かになる危険があります。
- 無保証
- ソースコード自体には保証はありません。ユーザーコミュニティの善意によるヘルプ、または開発元やサードパーティ企業が提供する有償サポートを受ける等になります。
- 全体の整合性
- 多くのユーザーの意見を取り込む結果、システム全体の整合性に欠ける危険があります。プロジェクト管理がしっかりしていないとコードやドキュメントにばらつきが生じます。
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