水着モデルを撮影する確率は、連続的な事象の確率を計算する問題なので、考えにくいかもしれませんが、下のような図を書くことができます。
横軸がカメラマンの入場する時間、縦軸が水着モデルがファッションショーに出演する時間だとします。撮影に成功するのは、図の赤線の内側のケースです。この部分の面積と、全体の面積との比が、求める確率になります。
全体が9×9=81のマスとして、2つの三角形の面積はそれぞれ32なので、赤線部分の面積は17となり、求める確率は17/81となります。
東大生チーム(木村美紀さんと松江由紀子さん)が見事正解しました。コマ大チームはモンテカルロ法に忠実にやってみて約23%という答えを出していました。ただし試行回数が少な過ぎる(10万回くらいが必要)、ということでした。マス北野は考えは良かったものの、0分から9分にするところを0分から10分にしてしまいました。
確率の問題なので、正解は上記の通りですが、私はこの問題に別の答え(2/9)を出していました。「カメラマンが撮影確率を最大化するように行動するときの確率」について考えていたのです。水着美女はおそらく出演順を自分で決めることはできないでしょうが、カメラマンはどの時間を撮影するかを自分で決められる、と考えたからです。