WordPress の機能にショートコードというものがあります。記事の中でスクリプト実行ができます。ここでは、プラグインと比較したショートコードのメリットについて、3点紹介します。仕様その他の技術的な詳細は、拙訳ショートコード APIをご覧ください。
一つ目は、記事中に書けることです。スクリプト実行結果をサイドバーやフッターで表示するのは比較的簡単です。記事の途中で実行する場合は、ショートコードが便利です。
例えば、記事投稿で改行等が分かりやすいでしょう。記事の途中で改行を複数入れるときに便利です。(通常は、記事中に改行brを続けて書くと、一個に修正されます。)記事中の好きな箇所に挿入できる、同一記事で何度も利用できるので便利です。
二つ目は、記事毎にスクリプト実行する/しない、記事毎のオプションを柔軟に設定できることです。通常のプラグインやテンプレート関数だと if 文をいっぱい書くことになりますが、ショートコードの場合はショートコード挿入時にオプションを記述できます。
例えば、amazon リンク作成では、記事と関連するような書籍をキーワード検索でアマゾンジャパンから引っ張ってくることができます。記事毎に異なるキーワードを与えることが簡単には、記事毎にスクリプト実行する/しない、記事毎のオプションを柔軟に設定できます。
三つ目は、管理者でないユーザーでも、ショートコードの設定ができることです。プラグインは管理者権限で編集する必要があります。一方、ショートコードは、導入自体は管理者が行う必要がありますが、記事毎の設定については、記事投稿権限のあるユーザーなら行うことができます。