SEO/アクセス解析の最新トレンド+WEB担当者の普遍的基本セミナーに参加しました(デジタルハリウッド大阪)。WEB担フォーラムの安田英久氏が講師でした。
SEO の最新トレンドの話。詳細はセミナー参加者のみなので、詳しくは書けませんが、2009 年は 2008 年とトレンドが変わっているそうです。ページ速度が重要という話もありました。訪問者が減るだけでなく、アマゾンでは表示速度が遅いと売上が減少するらしいです。WordPress 2.9 以降で対応する rel=’canonical’ の話。価格順、人気順、等で商品を並べる場合等は、どれか一個をカノニカルにするのが良さそうです。あくまで検索エンジン対策は手段であって、一位になることが重要ではない、という話も出ました。検索されないキーワードでの一位、成約に至らない顧客を誘導する一位は、本来の目的を達成したとは言えません。
アクセス解析の話。いろんな解析ツールがあるので、一個だけではなく、いくつかを併用したほうが良いそうです。マウスの動きから、ユーザーの目線を解析するhttp://userheat.com/ や、ブラウザサイズ(モニタサイズと同じとは限らない)を取得する http://www.browsize.org/ 等は面白そうです。ここでも、単なるページビューではなく、どういう目標でどういうユーザーに来てもらうか、ということを強調していました。
最後は理(ことわり)について。ホームページを作れば良い、という時代は終わり。ユーザーをもてなすと考えて、サイトを作る。例として、NTTドコモや郵便局の例が出ていました。「郵便事業」ではなく、「手紙や荷物を出したい」と、お客様の目線での表現を利用しています。
また、求人案内に関してホームページが重要だという話がありました。新卒既卒を問わず、会社のサイトを見てから応募するのが当たり前になっていますし。企業側も、応募者についてエゴサーチ等で調べることがあるようです。ホームページは会社の顔(少なくとも顔の一部)と考えれば、雇用への影響は大きいでしょう。
一番大事かも、と思ったのは、サイトのターゲットユーザーの明確化です。特化することは、ユニークユーザーの絶対数は減るかもしれませんが、来た人には満足して貰いやすいでしょう。物販等を行う場合(アフィリエイトも含めたネットビジネス全般でしょうけど)、コンバージョン率を上げることを考えるのが良さそうです。