WordPressはオープンソースで、ソース公開かつ再配布自由となっています。ユーザーは利用に制限を受けることがありません。自分の好みに改造することもできます。仮に本家の開発が止まったとしても自分でメンテナンスして使いつづけることが出来るので、安心して利用できます。
とはいえ、周知不足なせいもあるのでしょう、ライセンスがGPLであることや、GPLの理解と遵守がなおざりな会社等もあるようです。また GPL はオープンソースのライセンスの1つに過ぎないので、他のライセンス、例えば MIT や BSD と同じと思い込んで使うと、GPL 違反になってしまう可能性が高いです。
ビジネス利用を考える時には、利用条件を予め調べるのが当然、というのは正しいでしょうけど、WordPressの側にも、改善の余地があると思います。
公式サイト(英語)では、GPL であることが明記されています。一方、日本語ローカルサイトでは、GPL の解説はほとんどありません。プログラムをダウンロードすれば license.txt を読むことができますが、原文のままのようです。
日本語ローカルサイトだけを見ていると、GPL で配布されていることを知らないで使ってしまうケースが発生してもおかしくありません。GPL で配布されていることを知ったとしても、GPL を理解しようとすれば、公式サイトの英文を読むことになります。質問等がある場合も英語で書くことになるでしょう。