国際防災シンポジウム「世界の被災地と情報・コミュニケーション支援」インド洋津波が生んだ 災害管理システム“SAHANA”登場 〜〜ハイチ地震の国際的な情報支援活動の現状報告も〜(HAT神戸にあるJICA兵庫で開催)に参加しました。災害がテーマということもあって、神戸新聞等のマスメディアも取材に来ていました。
シンポジウム全体は、災害発生時のラジオ局の活動などでした(動画は近いうちに閲覧可能になるかもしれません)。Sahana はコミュニケーション支援ツールに過ぎないのですが、日本語化に手を付けたこともあって、Sahana 自体への興味を持った人も多かったように思いました。
SAHANA (サハナ)はオープンソースなので、自由に使用することができます。日本で使いたい、と思ったときに、もし(翻訳、日本での配布等を)許可を取る手続きが必要だったら、非常に面倒でしょう。
また、オープンソースなので、使用する人が自由に改変することができます。実際、SAHANA は日本の郵便番号(数字7桁)を受け付けないので、日本向けに改変する必要があります。オープンソースであるからこそ、日本の制度に合う形に改変できると言えるでしょう。(もちろん、作業を行おうとする人が居れば、ですけど。)
特定の企業に依存しないシステムであることも重要だと思います。もし仮に SAHANA が食品メーカーや医薬品メーカーのソフトウェアだとしたら、災害救助物資が特定の商品に偏る、という危険性が生じるかもしれません。
SAHANA 日本チームは、ひょうごんテックと協力して取り組んでいく予定です。