オープンセミナー岡山(5月15日、岡山県立大学)で、SAHANA を紹介します。
SAHANA(サハナ)とは、災害発生時の情報を管理するウェブアプリケーションです。PHP+MYSQL で動作します。FMわぃわぃ、ひょうごんテックが中心となって、日本語版作成に取り組んでいます。
SAHANA については、私も OSC 神戸の企画で知りました。インドネシアの NGO コンバインのケトゥトゥさんが、被災地で実際に活用した事例を紹介してくれました。
行方不明者の情報を、黒板のようなものに手書きで並べていくと、調べるのに時間がかかります。また、後で行方不明者が見つかった時に、情報を更新していく必要がありますが、手作業で行うのは大変です。SAHANA を使うと、情報の管理がしやすくなります。
南アジア、東南アジアでは SAHANA が利用されているらしいです。最近では、チリやハイチでも使用されています。日本では、まだ知名度が低いですし、使用した事例もおそらく無いと思います(SAHANA を使ったことがある方は、ぜひご連絡ください)。
プロジェクトとしては、日本語リソースファイル作成、リソースファイルを同梱したパッケージ作成、を行いたいです。さらに、多くの人に知ってもらい、災害が起きる前に体験してもらうことも重要だろうと思います。
追記:資料を公開しました。http://sahana.php-web.net/updates/opunseminaokayama515do