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web2pyフレームワークを利用した SahanaEden

災害時の情報管理ツール SAHANA の python 版 SahanaEden を試してみました。web2py フレームワークで作られており、非常に良い設計になっていると思います。

フレームワーク、python、この 2 つは大きなメリットだと思います。

インストール方法は、http://eden.sahanafoundation.org/wiki/InstallationGuidelinesLinux にあります。

web2py のインストール方法(python インストール済の Linux の場合を想定しています)

  1. http://web2py.com/examples/default/download からダウンロードし、解凍する(source code を選択 )
  2. コマンドラインで python web2py.py を実行
  3. パスワードを入力する
  4. ブラウザで http://127.0.0.1:8000/ にアクセスする
  5. click here for the administrative interface をクリックする
  6. 先ほど入力したパスワードを再度入力する

SAHANA のインストール方法

  1. https://launchpad.net/sahana-eden からダウンロード
  2. web2py の管理画面で、Upload & install packed application を探す
  3. upload application: でダウンロードした Sahana のファイルを指定する
  4. and rename it (required): で sahana に設定する
  5. http://127.0.0.1:8000/sahana へ行く

web2py フレームワークがデータベースの差異を吸収してくれるらしいです。このため、Mysql だけでなく、GAE や sqlite 等でも動きます。

python 版のメリットは、以下のようなものがあります。

  • コードが綺麗
  • web2py が強力
  • google app engine 上で動作する(はず)

python 版のデメリットは、以下のようなものがあります。

  • python の日本での知名度
  • web2py が日本語化されていないらしい
  • PHP 版より機能が少ない?(メッセージテキストを見た印象ですが)

web2py というフレームワークが非常に優れているので、 python を使わない手は無いように思いました。

※追記※SahanaEden と並行してweb2py日本語化を行っています。Sahana日本向けローカライズプロジェクトをごらんください。

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水野史土:月70万PVホームページ制作会社のレスキューワーク株式会社で、PHPソフトウェアのサポートを行っている。concrete5コミュニティリーダー、Novius OSコアコード貢献者でもある。 詳しくは管理者詳細参照。
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