BuddyPress のウィジェットに、「サイト全体の最新投稿」ウィジェットがあります。このウィジェットは、標準だとブログ投稿本文を全文引っ張ってきます(※追記※activity データベースのデータを全文引っ張ってきます。マルチバイトパッチプラグインを使用すれば、activity データベースに格納する時点で、投稿記事の抜粋になります)。全文では長すぎる場合に、一部を切り取るカスタマイズをしてみます。

function content_body_substr( $content ) {
    $length = 50;
    if ( mb_strlen( $content ) > $length ) {
        $content = mb_substr( esc_html( $content ) , 0, $length, 'UTF-8' );
    }
    return $content;
}
add_filter( 'bp_get_activity_content_body', 'content_body_substr' );

まず、bp-blogs-widgets.php を調べると、BP_Blogs_Recent_Posts_Widget というクラスがあります。この中に、bp_activity_content_body() があり、ブログ本文を出力しているのでは？と予想できます。

bp_activity_content_body() はどこで定義されているか調べると、bp-activity-templatetags.php にあります。さらに調べると、bp_activity_content_body() は bp_get_activity_content_body() を呼び出しており、bp_get_activity_content_body というフィルタが用意されていることが分かるので、ここにフックすればOKです。

上のスクリプト例では、$length = 50 としていますが、この数字は適当に変更してください。なおこのカスタマイズをすると、bp_get_activity_content_body() を呼び出している箇所すべてに影響します。

スクリプト自体の記述は、いつも通り、テーマの functions.php に書けば動作します。

※追記※
bp_activity_content_body() は、activity データベースから全文を引っ張ってきます。しかし、データベースへ入れる時に、ブログ記事全文ではなく、抜粋(あるいは先頭の数十文字)を挿入しています。マルチバイト環境で運用する場合、activity データベースへの挿入時(抜粋作成)に wp multibyte patch を利用すると、動作が変わる可能性があります。

wordpress 抜粋文字幅を自在に取得するも参考にしてください。