ひょうごんテックを中心に災害時の救援情報共有ツールSAHANA(さはな)を日本で使用するべく準備をしています。
このたび、IBMの協力を得ました。サーバーリソース、技術支援、翻訳支援を受けられました。
IBMは、四川大地震のときも、サーバーを提供し、現地でのSAHANA運用に協力していました。今回の東日本大震災でも、かなり早い段階でコンタクトがありました。
本日22日の朝日新聞夕刊に、クラウドで災害復興支援、といった趣旨の記事が掲載されています(地域によっては掲載されていない可能性があります)。
SAHANAには、行方不明者情報の確認等の機能もありますが、それ以上に復興支援活動を行うときに役立つ機能が多くあります。避難所への物資配送や在庫管理、支援団体やボランティアの活動状況の管理、などです。またオープンソース(プログラムの仕組みが公開されている)なので、被災地の実情に合わせたカスタマイズを自由に行うことができます。SAHANAは最初はスリランカで作成されたプログラムですが、プログラムの仕組みを公開する事により、世界全体で共有し、より良いソフトウェアに成長していきます。
現在は被災自治体にSAHANAを紹介し、実際に使ってもらえるように、操作マニュアル等の充実をはかっています。