4月15日神戸ITフェスティバルが開催されました。オープンソースカンファレンス(翌16日開催)が技術寄りなのに対して、神戸ITフェスティバルはビジネス寄りの話がいくつかありました。
国産CMS Joruri 開発メンバーである貴田秀資氏の「オープンソースはビジネスになるか」は、なるほど、と思わされました。
他の製品との差別化(オープンソースに限らず有効な気がする)。国産言語Rubyを採用していることで、国産CMSという売りが強くなる(確かに、PHPベースのCMSが国産を売りにしても、なんだかなー、と思いますね。*1 PHPベースなので普及させやすい、というのは理解しやすいですが)。自治体向けという特徴を持つ(地味ですが、ビジネス的に健全らしいです)。
オープンソースは、ライセンス料ベースのソフトウェアとは異なるビジネスモデルを考える必要がある。一方で、ソフトウェアリリース時に開発費回収できなくても、長期的に回収する、という方法もあり得る。Joruri をベースにしたサイト制作や、連携グループウェアの受注、クラウドサービス等。
私個人は、オープンソースのメリットとして「特定のベンダーに依存しない(安心して長期利用できる)」「自由にカスタマイズできる(顧客の要望にきめ細かく対応できる)」あたりは考えていましたが、それよりもかなり進んだセミナー内容だったと思います。
*1 PHPコミュニティ自体にも貢献していて、CMS開発もしているのであれば、PHPベース&国産という主張は頷けます。
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