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翻訳ローカリゼーションBoF (OSC Kobe)

オープンソースカンファレンス神戸に参加しました。翻訳ローカリゼーションBoFでは、プログラムのローカライズ、ドキュメント等について話し合いました。

人手不足、というのは多くのコミュニティの課題のようです。特に翻訳やドキュメントは後回しにされやすいように思います。ドキュメントがしっかりしているとしたら、そこのコミュニティは、相当しっかりしている、と考えても良いのかもしれません。

情報共有についても、改善の余地がありそうです。プログラムは様々なバージョン管理ツールがあります。一方で翻訳やドキュメントは、そういったツール面でも遅れているかもしれません。SDL Tradosのような商用ソフトなら、プロジェクト管理が楽になりますが、コミュニティの皆が所有する、というのは金銭的に現実的ではないでしょう。

「本家」という呼び方も、問題だということに気づかされました。私もついつい使ってしまいますが、「本家」というのは、翻訳やローカライズは「おまけに過ぎない」ということを暗に含めているわけです。反省しなければなりません。

現状が不十分ではありますが、ドキュメント作りはどのオープンソースコミュニティでもあります。様々なコミュニティが一緒に協力するきっかけになるのでは、という期待も持っています。

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Posted in OSC | Tagged ドキュメント, 日本語化, 神戸
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水野史土:月70万PVホームページ制作会社のレスキューワーク株式会社で、PHPソフトウェアのサポートを行っている。concrete5コミュニティリーダー、Novius OSコアコード貢献者でもある。 詳しくは管理者詳細参照。
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