オープンソースカンファレンス神戸に参加しました。翻訳ローカリゼーションBoFでは、プログラムのローカライズ、ドキュメント等について話し合いました。
人手不足、というのは多くのコミュニティの課題のようです。特に翻訳やドキュメントは後回しにされやすいように思います。ドキュメントがしっかりしているとしたら、そこのコミュニティは、相当しっかりしている、と考えても良いのかもしれません。
情報共有についても、改善の余地がありそうです。プログラムは様々なバージョン管理ツールがあります。一方で翻訳やドキュメントは、そういったツール面でも遅れているかもしれません。SDL Tradosのような商用ソフトなら、プロジェクト管理が楽になりますが、コミュニティの皆が所有する、というのは金銭的に現実的ではないでしょう。
「本家」という呼び方も、問題だということに気づかされました。私もついつい使ってしまいますが、「本家」というのは、翻訳やローカライズは「おまけに過ぎない」ということを暗に含めているわけです。反省しなければなりません。
現状が不十分ではありますが、ドキュメント作りはどのオープンソースコミュニティでもあります。様々なコミュニティが一緒に協力するきっかけになるのでは、という期待も持っています。