WordBench 名古屋で、ブログ投稿ツール Blogilo を用いて XMLRPC 投稿を実演しました。
WordPress では、管理画面から投稿する、というだけでなく、様々な方法が用意されています。XMLRPC もその一つです。管理画面が使いにくいなあ、と思う人は、ブログ投稿ツールを利用する、という選択肢も用意されています。
Blogilo では、記事を書くためのシンプルな投稿画面になります。いったんダッシュボードを通る、といった手間がありません。また記事を手元の端末に保存できます。WordPress のデータベースバックアップを定期的に行う+手元の端末に記事の内容を残しておく、という形で、データ紛失に備えることができます。
Blogilo は C++ で記述されていて、ソースコードからインストールすることになります。嬉しいことに、Ubuntu ではパッケージが用意されています。Ubuntu コミュニティ、Ubuntu サポートを提供する Canonical のおかげですね。
Blogilo は OS や対象となるブログを限定しないツールなので、特別な機能があるわけではありません。いろんなことをしたい、という人には物足りなかったかもしれません。Blogilo の他にも、xml-rpc 投稿ツールはあります。高機能なツールが欲しい場合は、WordPress を対象とするツールで、動作する OS も限定されているツールのほうが良いかもしれません(例えば、Ubuntu 専用ツールなら、Ubuntu One との連携、が視野に入るでしょう。また Mac ユーザーには、MarsEdit が人気らしいです)。
後半のアンカンファレンスでは、カスタムフィールドについて話しあいました。プログラムのソースやデータベース構造をみると分かりますが、カスタムフィールドは、カスタムフィールドの値でソートする、といった処理は向いていません。記事に付随するデータを格納するだけなら良いですが。記事の件数が増えると影響が目にみえて出てくると思います。この辺りのこと(可能だけど不向きなこと)を知っておく、というのもツールを使う上で大事だな、と思いました。