PHP技術者認定機構のPHP技術者試験上級試験を受験しました。オライリー発行プログラミングPHP 第2版を教科書に出題されます。
出題範囲は、教科書から約8割ですが、教科書に追加される内容も2割ぐらいあります。個人的にはユニットテストも出題範囲に入れたほうが良かったのでは、と思います。
教科書中心の出題ですが、12章セキュリティはかなり深い内容でした。教科書だけでは不十分な気がしました。一方で、画像、PDF、XML、PHPの拡張、Windows環境は、教科書をきちんと学習すれば得点できる出題だったと思います。
教科書は読むだけでなく、コードを実際に書いてみることが大事だと思います(普段の実務で使っていない分野は特にそう思います)。
追加部分は、PHPマニュアルをよく読むことが大事ですね。また、個人的に FuelPHP に取り組んでいるので、PHP5.3 の対応は比較的得点できたように思います。
出題は選択式ですが、選択肢が結構長い(2~3行がよくある)上に、プログラムコードを読んで回答する問題があるので、2時間で60問解くのは大変です。最初から順番に回答するのではなく、自分のよく知っている分野から手をつける必要があると思います。
出題は良問が多かったと思います。PDO の設定等はすごく良かったです(受験時に分からなかったので、後で調べたので非常にためになりました)。PEAR のコマンドの問題は重箱の隅だったかもしれません(コマンド名を問うのは意味が無いでしょう)。
受験しようという方は、初級試験も用意されているので、まずこちらを受けてみることをお勧めします。(満点でない限りは)初級試験を受験することで、学ぶ(復習する)分野が分かると思います。
PHP技術者認定試験についてもっと知りたいかたは、PHP カンファレンスやオープンソースカンファレンス等でお声かけください。