WordPress 勉強会に参加しました。名古屋コワーキングスペースタスクールで定期的に開催されています。自分でブログを持ちたい、という人が中心に参加しています。WordCampやWordBenchとは少し参加者層が違うかもしれません。
タスクールのサイトが WordPress で構築されていることからも分かるように、名古屋地区のコワーキングスペース + WordPress = タスクール、といっても過言ではないでしょう。
情報を発信したい人が、発信しやすくするツールとしてみた場合、WordPress はもしかしたら好ましくないのかもしれません。というのも、WordPress は自由度が高すぎるからです。
テーマの編集方法を考えてみましょう。テーマ毎に機能が異なるのは当然ですが、編集方法も様々な方法があります。管理画面からいくつかの色を選択するものもあれば、スタイルシートを編集するものもあります。テーマ毎に、テーマに最適な方法でカスタマイズできる、という点はカスタマイズして使いたい人には良いと思います。テーマを替えると編集方法も異なる、となると、これから始めようという人にとっては混乱しやすいのではないでしょうか。(この勉強会では、参加する人が熱心なので、問題にはならなそうです。) 一旦セットアップしてしまえば、どんどんコンテンツを投稿していくのに WordPress は適しているので、最初のステップを楽にすることが大事だな、という気がしました。この点でホームページビルダーは良いところに着目したな、と思います。ただし2012年10月時点ではホームページビルダーは、使える環境(OS)が限定されているのでご注意ください。
ウェブ製作を仕事にしている人の観点からすれば、自由にカスタマイズできる WordPress を使うと、お客さんのニーズに柔軟な対応ができるので良いと思います。WordPress 本体だけでなく、テーマやプラグインも自由にカスタマイズできるのは大きいですね。(*1)
技術的なサポートについては、WordPress復旧/テーマ診断はレスキューワークをごらんください。
*1 WordPress 本体がオープンソース(プログラムの詳細が公開されており、自由にカスタマイズできるソフトウェア)である、というのも重要ですが、それだけでなく、プラグインやテーマ等の WordPress の派生物もオープンソースになることが保証されています。半面、自分がカスタマイズした部分も公開しなければなりませんが。この点は、GPL ライセンス(ソースコードを提供し合い、皆でより良くしていくための互恵的なルール)ならでは、と言えるでしょう。