Novius OS で A/B テストするアプリケーションを作りました。
A/B テストとは、ざっくり言うと、「訪問者に複数の画像のうち1つをランダムに見せ、画像毎のコンバージョン率を集計する」というものです。画像ではなくてテキスト文言のこともあります。(このアプリケーションでは対応していませんが、ページレイアウトのように、より大きなものを切り替えてテストする場合もあります。)複数の候補を実際に訪問者に見せてデータを取り、改善する、ということができます。(詳しくはランディングページ最適化 > A/Bテスト参照)Novius OSは、フレームワークFuelPHPベースなので、このような機能開発が効率よく行えます。
単にウェブサイトを表示するだけであれば、静的 HTML 生成ツールでも良いですね。しかし、何か条件を設定し、条件により異なる処理する、といった場合、動的生成 CMS を使うのが便利でしょう。A/B テストであれば、「表示はランダム、クリック率を計測する」ことで、より良いウェブサイトにしていくことができます。これからの CMS は、単にウェブサイトを作って満足、というわけにはいかないでしょう。ウェブ制作者のための CMS ではなく、ウェブ運用のための CMS となっていくかもしれません。
今回のアプリケーションは、Novius OS のアプリケーション作成機能を試しながらコードを書いていったので、実装はこなれていない部分がたくさんあります。たとえば、クリック率を計算するときに、division by zero を毎回チェックしています。この辺は共通メソッドとして抽出すべきですが、まだリファクタリングできていません。
ソースコードはhttps://github.com/ounziw/abtestで入手できます。
[…] ← Previous Next → 検索: […]