セルフパブリッシングが拓く新時代出版(NPO東海インターネット協議会の講演会)に参加しました。Gene Mapper -full build-の作者の藤井大洋氏が、電子書籍出版について話してくださいました。
藤井大洋氏は、Amazon、楽天Kobo、アップルiBookstore、さらに直販もしているそうです。現時点では圧倒的に Amazon Kindle の割合が多いらしいです。ショップ毎にユーザー層が異なるのではないか?という指摘もありました。ここは様々な電子書籍ストアで販売している方ならでは、のお話でした。
個人的には、アップルiBookstore の話が聞けたのが良かったです。試し読みの内容を出版者側がコントロールできる、試し読み → 購入手続きが楽、出版前のレビュー期間が長い、等がアマゾンダイレクトパブリッシングとの違いらしいです。
現在は、私は Amazon Kindle でのみ出版しています。キンドルセレクトの報酬率も要因の1つですが、(技術書なので)モバイル端末で読むよりも、Kindle 端末で読むほうが目に優しく読みやすいだろう、という理由が大きいです。ただ、「試し読みの内容を出版者側がコントロールできる」らしいので、書籍の内容によっては、試し読み部分も作り込んで iBookstore でプロモーションすると効果的かもしれません。
電子書籍は、まだまだ市場が小さいですが、名古屋地区でも電子書籍を取り上げたイベントがいくつか開催されています。ようやく電子書籍元年を迎えた、といって良いかもしれません。