言い値書店で電子書籍を販売しています。このたび、報酬支払額に到達しました。
言い値書店は、読者が価格を決定できる電子書籍販売店です。無料でダウンロードして、内容に満足したら支払う、ということも可能です。20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義では、自転車の空気入れサービスを大学で行ったグループが、「1ドル請求する」「サービスに満足したら寄付してもらう」で金額の差があった、という話がありました。言い値書店では、これに近い形で電子書籍販売しています。
電子書籍の販売店としてはアマゾンキンドルや楽天コボが有名で、言い値書店自体の知名度が低いためか、販売数はまだまだ少ないです。
電子書籍の読者の立場からすると、後払いができるのは嬉しいですね。実際の書籍なら、書店で立ち読みしてから購入、という選択肢もありますが、電子書籍では、全部を試し読みできるケースは少ないです。満足したら支払いすることで、執筆者を支援することができます。
書籍執筆者の立場からすると、「無料で読まれてしまって収益ゼロでは?」という心配があるかもしれません。しかし、少なくとも私の書籍に関しては、かなりの人が有料で購入してくれています。無料ダウンロードした後、代金を支払ってくれる方もいます。なので、内容がしっかりしたものを作り、金額は読者に委ねる、というビジネスモデルもリーズナブルかもしれません。(書籍のジャンルがオープンソースのため、純粋な市場主義的価値観ではない人が比較的多いためかもしれません。)