WordCamp Tokyo が終了しました。WordCamp は、オープンソースソフトウェア WordPress のイベントで、WordCamp ガイドラインに従って運営されています。今年2013年は、神戸と東京で開催されました。
WordCamp ガイドラインは、2011年頃に策定されました。今年2013年の初めには、大規模なアンケートが行われました。Review WordCamp Guidelines Committee Update #4では、
Then we see that 54% of the respondents don’t feel that the guidelines are that bad, but 17% feel it’s pretty flawed
という報告があります。WordCamp ガイドラインは多くの人が賛同していますが、不満に思う人も一定層いるようです。
WordCamp Guidelines – August 19 Updateでは、ガイドラインの内容とともに、そうなっている理由も記載することが宣言されています。また、定期的にオンラインディスカッションをすることも宣言されています。
現状の WordCamp ガイドラインは完璧では無いかもしれません。しかし、WordCamp について、このように、皆で議論し、より良くしよう、という活動が続けられています。自分の要望があれば、それを提案する機会が設けられているのは、非常に良い事だと思います。
たとえば、スポンサーセッションについて。現状の WordCamp ガイドライン資金の調達では、
スポンサーになってもらう企業に金銭的支援をしてもらう対価としてイベントの参加者に対してマーケティングや広告をしても良いという考え方はしないでください。
となっています。この考えに賛同する方は多いのですが、厳しいと感じる方もいるでしょう。もし厳しいと思うのであれば、提案をしてみれば良いでしょう。たとえば、
- パンフレットや会場案内では、スポンサーセッションであることを明示する
- スポンサーセッションの上限を定める(全体の2割以内、など)
- スポンサーセッションのみの時間帯を作らない
といった提案はどうでしょう。「コミュニティの仮面を被ったスポンサーセッション」ではなくて、「あらかじめ明記したスポンサーセッション」なら、賛同してくれる人は多いのではないでしょうか。
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