Standing on the Shoulder of Linus

Home / 2013 / 9月 / 25 / 公開テーマではカスタム投稿タイプを定義すべきでない理由

公開テーマではカスタム投稿タイプを定義すべきでない理由

カスタム投稿タイプは、テーマの functions.php で定義することができます。特定のクライアント用のテーマであれば、カスタム投稿タイプをどこでどのように定義しても、もちろんかまいません。しかし、公開テーマでは、カスタム投稿タイプをテーマ内で定義すべきではありません。

公式テーマディレクトリでは、テーマがカスタム投稿タイプを使用することが非推奨となっています。(http://themes.trac.wordpress.org/ticket/11398)

Hybrid テーマフレームワークの作者、Justin Tadlock 氏のWhy custom post types belong in pluginsブログ記事が参考になるでしょう。

カスタム投稿タイプを使う時は、プラグインとして切り分けて、プラグイン内で register_post_type を使うほうが、ポータビリティの面で勝ります。カスタム投稿タイプは便利ではありますが、配布テーマで定義されていると、テーマを変更したとき、(変更後のテーマが定義していなければ)そのカスタム投稿が表示されなくなってしまいます。WordPress の入門書で、そのようなテーマの作り方をしているケースもあるようなので、ご注意ください。

関連

Posted in WordPress | Tagged カスタム投稿, テーマ
← 書評: PHPエンジニア養成読本 「Advanced Custom Fields 柔軟コンテンツ、繰り返しアドオン」を出版しました。 →

アーカイブ

人気の投稿とページ

  • キンドル本を印刷する(PDFに変換する)方法
  • 名古屋駅から国際センターまでの道のり(徒歩)
  • AGPL ライセンス(GPLとは似ているが違いもある)
  • 6年使ったイーモバイル(Y!mobile)を解約手続。店頭でSIM返却
  • JP-Secure SiteGuard WP Pluginは不正ログイン防止に役立つか

プロフィール

水野史土:月70万PVホームページ制作会社のレスキューワーク株式会社で、PHPソフトウェアのサポートを行っている。concrete5コミュニティリーダー、Novius OSコアコード貢献者でもある。 詳しくは管理者詳細参照。
大好評WordPress書籍「WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。」サポートページ

Copyright © 2015 Standing on the Shoulder of Linus.