PhpStorm と git を詳しく知りたくて「PHPエンジニア養成読本 〔現場で役立つイマドキ開発ノウハウ満載! 〕 (Software Design plus)」 (Software Design plus) (新原雅司、原田康生、小山哲志、田中久輝、保科 一成、大村創太郎、増永玲)を買いました。PHPカンファレンス2013 #phpcon2013 の会場で購入しました。
PhpStorm は、IDE(Integrated Development Environment, 統合開発環境)です。クラスのメソッド等を補完するなど、プログラムを書くときの手助けをいろいろと行ってくれます。Novius OS の開発チームが PhpStorm を使っていることもあり、PhpStorm 自体は購入して使っていたのですが、しっかり使い方を学んだ訳ではなく、手探りで使っていました。
PhpStorm は起動時にチップスを表示してくれるので、使っているうちに少しずつ使い方も学べる、という仕組みになっています。ただ、今回の記事のようにある程度まとまった物を読むと、ぐっと習熟しやすいと思います。私はこれを読むまで Ctrl + Command + A キーを知りませんでした。
git も、使ってはいたものの、master ブランチを更新していくだけ、という、git の機能のほんの一部だけを使っている、という状態でした。今後は自分一人がいじる場合でも、ブランチを活用していきたいと思います。
冒頭のPHP5.3/5.4/5.5の新機能、短いですが要点は押さえている印象です。バージョン間の差異がけっこうあるので、こういったまとめは開発現場で重宝しそうです。
フレームワークの紹介コーナーは、さすがに紙面の制約があるせいか、もう少し知りたい、と思いました。欲を言えば、簡単なサンプルアプリをそれぞれのフレームワークで実装してみる、とかあると良かったのですけど。
様々なトピックをまとめているので、この本を読んで興味を持ったものをより深く調べていく、という活用の仕方が良いかな、と思います。当然、いくつかのトピックは目新しい事が無い、となると思いますが(私の場合は SSH 公開鍵認証や vim のページは本当におさらいでした)、ほとんどの PHP エンジニアにとって買って損はない本だと思いました。