武器としての書く技術 (中経出版)を読みました。(なおタイトルは武器としての決断思考 (星海社新書)にインスパイアされたっぽいです。)
期間限定でお買い得な価格設定になっています。(10月2日時点、セール終了日時は不明)
残念その9「最期まで読まないと結論が分からない」
結論 -> 説明(問題の背景、結論に至った理由など)
これって、報連相(報告・連絡・相談)で、結論を最初に言いましょう、と良く似ていませんか?私はこの辺と近いのかな、と思いました。と同時に、今までブログを書くときに意識していませんでした。ここを意識させてくれたので、この本は買った価値がありました。
確かに、誰でもブログを書いて情報発信できるようになったため、読んでもらう、ということがかなり重要になりました。読んでもらうためには、内容をしっかり考えることももちろん大事でしょう。しかし、結論を最初に書いておくことで読者に分かり易くする、この視点は確かに重要ですね。それを押し進めたのが、タイトル読んで結論が分かるようなタイトルをつけることです。
本書には具体例が載っています。「ネット選挙で若者の投票率は上がるのか」を「ネット選挙ぐらいじゃ若者の投票率は上がらないですよ」に変える。
新聞の社説とかだったら、「ネット選挙で若者の投票率は上がるのか」のほうが向いているのかもしれません。でもブログ向きなのは「ネット選挙ぐらいじゃ若者の投票率は上がらないですよ」でしょう。
ちょうどこのタイトルの記事の中に、
めんどくさい行動を取るのは、そもそも政治に関心がある人たち
という記述がありました。ブログ記事もそうなんでしょうね。
「『武器としての書く技術』を読んでみた」というタイトルだったらどうでしょうか。もともと書くことに興味関心のある人は読むかも?でも、多くの人は、わざわざ読もうと思わないでしょう。他に魅力的に見えるブログ記事が山ほどあるのですから。
「私はブログを書かないから用がない」というあなたへ。ビジネスマンも、企画書、提案書、報告書等、業務の中で「書く」ことはたくさんあるでしょう。タイトルや概要、読む相手を意識して書けていますか?私はこれまであまり意識していませんでした。