ブロガーのイケダハヤト氏が消費税増税の今だから、「ミニマム・ライフコスト」を明らかにしようという記事を書いています。ブログでは、
家族三人(ぼく、妻、幼い娘)、本当に切り詰めれば250万円くらいあればなんとか生きていけることが分かりました。
と、書いています。一方、イケダハヤト氏は、「年収150万円で僕らは自由に生きていく (星海社新書)」という書籍を執筆しています。
年収150万円が250万円に増えたじゃないか!?
年収150万円の著者が、生活費250万円と言う、これって詐欺じゃないか?ということで、イケダハヤト氏の著書を読み直してみました。25ページには、
300万円も現金があれば、都心の小さな賃貸物件で夫婦ふたりで生きていける
200万円も現金があれば、田舎の安い賃貸物件で夫婦ふたりで生きていける
という記述がありました。なので、イケダハヤト氏の言う年収150万円は、一人あたりのようです。なので結婚している世帯なら共働きで年収300万円です。しかも、「300万円も現金があれば」なので、手取り年収のようです。
矛盾では無いが、誤解しやすい
というわけで、イケダハヤト氏の年収150万円は、結婚している世帯なら年収300万円ということがわかりました。なので、家族3人が250万円で暮らせる、というのも矛盾しません。
ただし、イケダハヤト氏の年収300万円の計算は手取りです。
- 税込み年収500万家計
- 一人あたりの手取り年収150万円(手取り年収300万円)
数字を500万と150万と、大きく違うように見えますが、世帯単位と個人単位なので単純に比較できるものではありません。片方が税込み、片方が手取りで比較しよう、というのも強引です。このあたりが誤解しやすい要因のようです。