Standing on the Shoulder of Linus

Home / 2013 / 11月 / 16 / WP SiteManager プラグインと Portfolium テーマで類似のコードがある

WP SiteManager プラグインと Portfolium テーマで類似のコードがある

先日発見したのですが、wp-sitemanager プラグインと portfolium テーマで類似のコードがあるようです。

WP SiteManager プラグインのコード http://plugins.trac.wordpress.org/browser/wp-sitemanager/trunk/modules/site-structure.php#L825

Portfolium テーマのコード https://github.com/wpshower/portfolium/blob/master/functions.php#L37

どちらも「// descend only when the depth is right and there are childrens for this element」というコメントがついています。その下のコードは、同一ではないものの、類似した箇所が見られます。

WordPressはコード再利用可能なことを保証している

WordPressの特徴として、プラグインやテーマのコードも、利用者が自由にカスタマイズしたり再配布したりできることを保証している、というものがあります。このため、他者作成のプラグイン/テーマのコードを利用する事で効率よく開発を進めることができます。この結果、多くのプラグイン/テーマが配布されています。(私も含めて、現在プラグイン/テーマを公開している人の多くは、他の人のプラグイン/テーマから学ぶことで、効率よく開発できた、ということを実感していると思います。)

元ネタを記載しない、という問題

今回の件、本来なら WordPress コミュニティにおけるコード共有の成果、と言えるものです。しかし残念なことに、元のコードへのクレジット表記がありません。

どちらがコピーしたのかは不明ですが、コピーした側は、元のコードへの言及を記載していただきたいと思います。

※追記※ コアコードが元ネタ

コアコード wp-includes/class-wp-walker.php の display_elementが元のコードらしいです。

@ounziw これは、どっちがどっちではなくて、コアファイルを元にした際に両方とも同じやりかたをしただけかと。

— まがじ (@jim0912) November 16, 2013

関連

Posted in WordPress | Tagged WordPress, オープンソース
← シリコンバレーで働く方などをお招きした「スタートアップ企業のリアル」 Map/Hack Day for Typhoon Haiyan (11/17, JP)に参加しました。 →

アーカイブ

人気の投稿とページ

  • キンドル本を印刷する(PDFに変換する)方法
  • 名古屋駅から国際センターまでの道のり(徒歩)
  • AGPL ライセンス(GPLとは似ているが違いもある)
  • 6年使ったイーモバイル(Y!mobile)を解約手続。店頭でSIM返却
  • JP-Secure SiteGuard WP Pluginは不正ログイン防止に役立つか

プロフィール

水野史土:月70万PVホームページ制作会社のレスキューワーク株式会社で、PHPソフトウェアのサポートを行っている。concrete5コミュニティリーダー、Novius OSコアコード貢献者でもある。 詳しくは管理者詳細参照。
大好評WordPress書籍「WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。」サポートページ

Copyright © 2015 Standing on the Shoulder of Linus.