ローソンの電子書籍サービス、エルパカBOOKSがサービス終了となる模様です。エルパカBOOKSに限らず、ウェブサービスは不振だと運営側の都合で終わってしまうことがあるのが怖いですね。
2014年1月時点では、キンドルが優勢だと思われます。そこで、キンドル電子書籍の所有権について調べてみました。
所有権ではなく使用権
アマゾンのサイトにAMAZON KINDLEストア利用規約(最終更新日: 2013年5月22日)が掲載されていました。これによると、下記のようになっています。
Kindleストアより指定された台数のKindleまたは対象機器上でのみ、お客様個人の非営利の使用のみのために、該当のコンテンツを回数の制限なく閲覧、使用、および表示する非独占的な使用権が付与されます。
「使用権」が付与されます。つまり、電子書籍を購入する、という場合、電子書籍そのものを購入する訳でなく、使用する権利(閲覧する権利)を得る、そのために対価を支払う、ということのようです。
コピー不可
電子書籍はコピーしても良いのか?という点も記載されています。
別途に明確な記載がある場合を除き、お客様のKindleコンテンツまたはその一部に対するいかなる権利も第三者に販売、借用、リース、配信、配布、サブライセンス、ないしは別の方法で譲渡してはならない
とあります。要は不正コピー禁止、ということですね。なので、DRM制限がかかっている電子書籍はもちろんですが、DRM制限の無い電子書籍も、私的な複製以外でコピーしたり紙に印刷したりしてはいけません。
将来読めなくなる可能性は?
この点は直接の記載は無いですが、下記のように書かれています。
KindleコンテンツのダウンロードまたはKindleコンテンツへのアクセス時に、Kindleコンテンツに対する危険負担が移転されます。
ダウンロードした後は購入者の責任となるようです。たとえばダウンロード後に電子書籍のデータを紛失した場合、再ダウンロードできなくても文句は言えない、ということです。ただし2014年1月時点では、キンドルからいったん削除した電子書籍を再ダウンロードすることができます。
アマゾンがキンドル電子書籍サービスを継続し続け、電子書籍リーダーが安価に提供される限りは、購入した電子書籍はいつでも読む事ができるでしょう。ただしアマゾンが止めてしまった場合には保証されないでしょう。
→ 電子書籍Kindleを購入する。