concrete5関西、第28回に参加しました。
テーマの話
すでにconcrete5向けになっているテーマをカスタマイズしていくのか、それともHTMLベースのテーマからスタートするのか。コーディングをばりばりする人は、HTMLベースからスタートするのかもしれませんね。
私個人はconcrete5向けテーマをカスタマイズする方法を選びます。WordPressの場合は、ほぼ確実に公式テーマの子テーマですね。スターターテーマを使うよりも、子テーマのほうがカスタマイズしやすい気がします。
HTML ベースのテーマは html5reset や Boilerplate や 960grid などがあるらしいです。
一方、concrete5向けのテーマはbootstrap や foundation などがあります。foundation テーマは名古屋でconcrete5を使ったウェブ制作でも使っていますが、さまざまなブロックが用意されていて、CMS上で見た目を変えていくのには適していますね。ただしどちらのテーマも、concrete5アドオンライセンスです。concrete5本体(MITライセンス)と利用条件が異なるのでご注意ください。
コンポーザー
PHPの機能にもcomposerがあり、導入しているフレームワークやCMSもあります。一方で、concrete5には以前からコンポーザー機能があります。
コンポーザーは、よくある処理(通常は、お知らせに新しく追加する、など)を作業しやすくなるように、雛形を作っておいて投稿する、という機能です。定型処理をする場合は、コンポーザーにすると便利です。私はあまり使わないのですけど。
問い合わせフォーム
concrete5の標準フォームが使いにくかったので、ご自分でフォームを開発された方のお話でした。確認画面や日本語住所対応など、日本独自のものに、concrete5の標準フォームは対応していないです。なので、拡張フォームブロックを作成、公開されています。
私ならコアに同梱されているフォームを改良する方向に動きますが、concrete5だと、(標準搭載で良さそうな機能でも)各自がアドオンにするケースが多いかもしれませんね。
concrete5.7はどうなる
勉強会後に行ったカフェでのお話です。concrete5.7が大きく変わる計画なのは知っている方が多いと思います。見た目や編集方法が変わるだけでなく、ベースとなるPHPの書き方が大きく変わります。このため現在のconcrete5向けに開発されているアドオンなどは、concrete5.7が出たときに大掛かりな更新が必要なケースが多そうです。
個人的には大掛かりなアップデートのときに傍観者ではなく、関わっていくことが大事かな、と思います。たとえば「日本語URL」のようにシステム全体に大きく影響しそうなことをコアに取り込もうと思ったら、「プロジェクトの立ち上げ時」か「大きなアップデート時」になりそうです。そう考えると、concrete5.7を準備している今こそ、関わっていく意義が大きいように思います。