Novius OS の権限設定を調べてみました。Novius OSは、FuelPHPフレームワークベースの CMS です。フランスが開発元ですが、本体でマルチバイト対応や日本語リソースを同梱して配布されています。
権限設定
Novius OS では、下記のような画面で権限を設定します。
多言語対応サイトなので、どの言語のページを編集できるか、という設定があります。多言語サイトを運営する場合には各言語の担当者を決めることがあると思います。そういう場合に役立ちます。
また、アプリケーション毎に権限設定できます。このため「更新担当者には、ページ編集は許可するがユーザーやテンプレート管理は許可しない」、「デザイナーには、メディアとメニューとテンプレート管理だけ許可する」といったことが可能です。複数人で運営するのであれば、各自の役割に応じて権限を割り振ると良いでしょう。
アプリケーションごとの詳細設定
アプリケーションごとに、さらに詳細な権限設定ができるようになっています。
たとえばウェブページの場合は、「公開」権限を持つ/持たないを設定できます。
左側のチェックを外せば、ページ編集はまったく出来なくなります。左側にチェックした場合、さらに「公開追加編集削除ができる」「公開されていないページの追加編集削除ができる」を設定することができます。
メディアの場合も、詳細な設定が用意されています。
「メディアファイルを追加編集削除できる」権限と、「メディアの閲覧のみできる」権限があります。
サブフォルダを作成している場合は、「サブフォルダへアクセスできるかどうか」を設定できます。
特別凄い仕組みではない
画面を見てもらえれば分かりますが、けっこうシンプルなつくりになっています。権限設定にこだわるのであれば、concrete5の上級権限のような仕組みのほうが良いかもしれません。そこまで大きくない規模のサイト、数人かせいぜい十人ぐらいで運営管理するサイト、であれば、Novius OS の標準機能ぐらいが丁度良いのではないかな、と思います。