fuelphp 逆引きガイド(みかかね著)を購入しました。発売はけっこう前ですが、8月の中頃に買いました。
FuelPHP1.7系をベースにかかれています。
簡潔で分かりやすい解説
公式ドキュメントは、網羅的になりがちです。あまり変更することがないであろう、細かなオプションなども一通り触れてあります。これはこれで役立つこともあるのですが、初学者にはとっつきにくいかもしれません。
この本は、公式よりも解説が簡潔ですが、そのぶん、分かりやすい、という印象を受けました。
目次が充実している
逆引きなので当たり前といえば当たり前ですが、目次が充実しています。ここを見て、自分が知りたいことが書いてありそうな場所へジャンプする、という使い方をしています。
地味に便利だったのが、各項目の最後に、目次に戻れるリンクがあることです。最初、「これは何だ?」と思ったのですが、一つの項目を調べたあと、別の項目を調べたいときに、目次に移動し易くなっています。もちろん、電子書籍リーダーの機能で目次へ移動することもできるのですが、この書籍についているリンクの方が楽に移動できるように思いました。
やりたいことから探せる
現在のFuelPHPのドキュメントは、全体像を掴むには良いですが、「やりたいこと」を調べるときには結構手間がかかります。
たとえば、「独自の設定ファイルを作りたい」というような場合、「設定」ページだけでなく、「複数環境」ページも見ておかなければなりません。「Configクラス」も参照することになるでしょう。
また、oil を調べるときには、「oil」だけでなく「Cliクラス」にも重要な事項があります。
このような場合、本書だと比較的探し易くなっています。
満遍なく解説する、ではない
FuelPHPで使うことがありそうな部分を満遍なく解説する、という書籍ではありません。たとえば Auth パッケージや、Viewにテンプレートパーサを使う、等は、少なくとも項目としては取り上げられてはいません。
なので、この本だけでなく公式ドキュメントも一緒にチェックする、という形で利用すると良さそうです。