オープンソースカンファレンス2011京都に参加しました。
7/15(金)、7/16(土)の二日間でしたが、土曜日のみ参加しました。今年は基本的にブース番をしなかったので、見学する余裕が有りました。
doc-ja
岡野さん、岩井さんが中心となって、様々なコミュニティの翻訳プロジェクトのまとめ、翻訳をしているメンバーの交流を行いました。各コミュニティの現状をまとめたパンフレットがあります。力作です。
HTML5でウェブアプリを作ろう(北村 英志)
では、ウェブサイトとウェブアプリの違いから始まって、HTML5で使える技術紹介でした。ローカルストレージやアプリケーションキャッシュ等を使えるようになったのは大きいですね。ブラウザによっては対応していないのですが、プログレッシブエンハンスメント(新機能対応ブラウザでは新機能を使って表現する、非対応ブラウザでも最低限の表示は可能にする)が推奨されていました。
Chrome Web Store でウェブアプリを公開し、課金することができるようです。iPhoneストアみたいな感じでした。手数料が5%らしいです。購入価格の95%がウェブアプリ制作者に届き、開発を支援することができます。
concrete5最新バージョンの新機能とサイト構築に便利なアドオンの紹介(菱川 拓郎)
では、管理画面上で様々な設定をする様子が実演され、非常に分かりやすかったと思います。スマートフォン対応や、新バージョンでの多言語対応なども魅力的ですね。
反面、管理画面上での作業を丸ごと複製する(例えばテスト環境から本番環境へのコピー等)は面倒みたいです。エンドユーザーの使いやすさを重視するか、システム運用やメンテナンスの柔軟さを重視するか、悩ましいところです。
OSC全体について
スタンプラリーや展示ツアー等の企画もあり、初参加でも楽しみやすくなっていたように思います。セミナーは部屋からあふれることもあり、盛況なのは良いですが、会場のスペースはもう少し余裕があったほうが良いかもしれません。