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OSC 東京 震災後の復興に向けたICTの活用事例と「SAHANA」の取り組みご紹介

オープンソースカンファレンス東京の2日目(11月20日)は、OSSと政府・自治体、をテーマにしたセッションが通しで行われました。日本アイ・ビー・エム株式会社の協力により岩手県・山形県で SAHANA(サハナ) が活用されました。

OSC 東京のまとめは、google group に掲載しているので、そちらをごらんください。

私が SAHANA について知ったのは、2010年の OSC 神戸でした。インドネシアでの活用例を紹介してくれました。オープンソースと社会との関わりを考えるうえで、非常に興味深いものでした。

OSC 神戸をきっかけに、SAHANA を日本語対応する作業を開始しました。ひょうごんテックのメンバーや、OSC で知り合ったメンバーが SAHANA を日本で使うために動き出しました。SAHANA の日本での展開には、OSC という交流の場の存在は大きかったと思います。また今回の OSC 東京でも、就活している学生が、興味を持ってくれたりするなど、新たな出会いがありました。

東日本大震災が起きたのは(OSC神戸2011から)一年後。SAHANA を使うには、まだ準備ができていない状態でした。震災の後、スリランカで SAHANA を展開している方から助力の申出があり、非常に勇気づけられました。日本アイ・ビー・エムの協力の申出もありました。非常にスピーディーな印象を受けました。日本アイ・ビー・エムの協力が無かったら、SAHANA を活用するのは非常に困難だったでしょう。私個人は、引っ越した直後ということもあり、SAHANA の活動には少ししか加われませんでした。他のメンバーに申し訳ないです。

技術的には、Ushahidi とデータ連携ができる等、他のサービスやアプリケーションと繋げられるか、というのが大事だ、ということを改めて思いました。CMS でコンテンツを管理する価値は、コンテンツを別の形に加工して利用しやすいかどうか、に大きく依存するのかもしれません。

11月29日追記:ITPRO に OSC2011.Governmentレポート が掲載されています。

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