シリコンバレーで働く方などをお招きした「スタートアップ企業のリアル」(東京都中央区 コワーキングスペース茅場町 Co-Edo)に参加しました。ウェブサービスを立ち上げて成功するとメディア等でも取り上げてもらえて、華やかなイメージがあります。今回は裏話的な内情を知ることができました。
マインドセットとして、「できるできないではなく、やるしかないんだ」といった気持ちが大事らしいです。もちろんこれはベンチャーやスタートアップならでは、ということでしょうけど。専門職(サーバ周り限定など)の人は、ほんとのスタートアップには向いていないかも(一人で様々なことをやらないといけないので、その人の長所を生かしきれない。また100%の出来でなくても公開して、改善していく、というプロセスなので、自分の力を生かしきれてないものをリリースすることに我慢できるか?という意見もでました。)、といった話も出ました。
プログラムを学ぶのに、遅い、ということは無い、というお話でした。道具なので、必要に応じて身につければ良い、ということらしいです。(特定の技術を極めるのも、それはそれで大事なのだけれど、スタートアップ企業にとっては、技術力そのものよりも、柔軟に対応していけることを重視しているのかな?という風に感じました。)
シリコンバレーで働きたい人向けにも、ここでしか聞けない話も聞きました。LinkedInという、履歴を登録しておいて企業からオファーを得る、というウェブサービスがあるのですが、ここでシリコンバレーから声をかけてもらうためには、あることが推奨らしいです。(シリコンバレーの多くの会社がこの情報でフィルタリングするためらしいです。言われてみればなるほど、と思いました。私は思いつかなかったのですが、海外で働いた経験などがあればすぐ思いつくかもしれません。)
大変だった話と言うか失敗談では、家族との話し合いをしっかりしなかった(しっかりしたパネラーの方もいました。)、というのがありました。自分の中でじっくり考えてたどり着いた結論が起業だったとしても、家族にとっては、「突然と、何を言い出すのか」と受け取られてしまったらしいです。ここは起業に限らず、大きな影響が出そうな事を実行するのであれば必要ですね。ここは特に注意したいですね。
パネラーの一人が関わっている talknote に興味を持ったので、試してみようと思います。chatworkやbacklogみたいな感じですが、これらよりもシンプルな感じです。
自分で決断して動いた人の体験談は非常に貴重でした。参加して良かったと思います。