concrete5を体験する会を開催しました。名古屋市千種区にあるコワーキングスペース、タスクールで開催しました。
ウェブ制作のプロでない人向け
今回の会は、「ウェブ制作のプロ」ではない人向けに紹介する、という趣旨で開催しました。
なので、技術的な詳細は省いています。concrete5の紹介も、ページの一部を編集する、バックアップを保存する、と、自分で更新する場合によく行う部分を紹介しました。ビジネスを行っている人/会社が、ウェブサイトを持つ場合、こういった日常の編集を自分たちで行いたい、というケースが結構あるだろう、という判断からです。一方で、デザインやレイアウトを編集したり、サーバーにconcrete5をセットアップしたり、といった作業は、ウェブ制作会社にお願いするケースも多いでしょう。またウェブ制作をメインにしない方が、concrete5のインストールやアクセス解析のタグ設定等を自分で作業するとしたら、お金は節約できるかもしれませんが、自分のビジネスに割ける時間が減ることになります。
自分のビジネスを進める上で、中心となるのは何か?
ウェブ制作者にとっては、ウェブサイト制作/運営がビジネスの中心です。しかし、たいていの会社にとってウェブサイトはあくまでビジネスの一部分でしかありません。特にスタートアップ等で自分のビジネスを進めるのに忙しい時期に、自分でウェブサイト制作すると、大きな機会損失になるかもしれません。「自分でウェブサイト作ればお金がかからない」という理由で自分でやるのが、必ずしも得になるとは限りません。
ちなみに、スライドでも例にあげた、決算/確定申告は、私の経験から書いています。個人事業の頃は、確定申告を自分で行っていました。しかし、法人設立し、事業を拡大していくことを考えた時、税務の処理に自分のリソースを割くよりも、税理士にお願いしたほうが、実はコストが安いのでは、と判断したのです。実際、税務処理の部分を外注したおかげで、自分の本来のビジネスに時間をかけることができました。
もちろん、簿記や会計の知識がある方や、起業を機会に税の勉強をしてみよう、という方が自分で決算に挑戦するのは有りでしょう。しかし、お金を節約したいから自分で決算書を作る、というのは時間を無駄にしてしまうかもしれません。出ていくお金の額を見るだけでなく、お金をかけなかった代わりにかかる時間も考慮しなければなりません。
なぜconcrete5にしたか
concrete5以外にもウェブサイトを作る方法はいくらでもあります。「なぜWordPressじゃないの?」と不思議に思う方もいるかもしれません。この点については、後日、ブログに書きたいと思います。
[…] concrete5を体験する会を開催しました。の続きです。 […]