OSC 東京に参加、出展しました。会場は明星大学(東京都日野市程久保)です。多摩モノレール中央大学・明星大学駅が最寄ですが、京王電鉄多摩動物公園駅から歩くこともできます。
Novius OSセミナー
Novius OS単独のセミナーは初なのですが、多言語コーポレートサイト作成に便利なNovius OSセミナーには、10~15人ぐらいが参加されました。熱心にメモを取ってくれる方もいました。2020年の東京オリンピック開催なども考えて、多言語&企業サイトを重点に置きました。
「管理画面と編集画面を分離する」という、世の中の動きから外れる設計となっていますが、「高速表示&アクセス負荷に耐える」「アドレス制限やログ検査がしやすい」「更新しないときは管理画面を封鎖することで不正ログインを防げる」といったメリットがあります。「サイト更新作業が面倒になる」というデメリットはありますが、運営するサイトの種類によっては、それ以上のメリットはあると思います。
また、現時点では開発中の機能ですが、ホームページのタイトルや本文に出てくる単語の訳語を表示する、用語集アプリケーションを作っています。あらかじめ用意しておいた用語集の用語を表示することで、人名地名などのスペルミス、表記揺れを減らす効果が期待できます。
以下は参加者として参加したセミナーです。
Drupal
隣のブースだったDrupalのセミナーにも参加しました。http://www.drupalgardens.com/という、クラウドでDrupalを提供するサービスがあります。これを使うとDrupalサイトをすぐに立ち上げることができます。Novius OSにもクラウドサービスがありますが、こういったサービスがあると、「ちょっと試してみよう」といったときに便利ですね。
angular.js
mean(mongodb express angularjs nodejs)で炎上した佐川夫美雄さんのセミナー。html5とJavaScriptを駆使して、フロントエンドをリッチにしたウェブサイト・ウェブアプリケーションはこれから増えていきそうです。JavaScriptフレームワークもいくつかあるのですが、angular.jsが良さそうな気がしました。セミナー後には書籍をお勧めいただいたので、注文しました。書籍が届いたら書評を書きたいと思います。
concrete5
concrete5は、かなり歴史があるプログラムです。元は商用ソフトウェアでしたが、2008年にオープンソース化されました。2014年に、プログラムを大幅に書き換えたconcrete5.7がリリースされました。安定していた旧バージョンを捨ててソフトウェアを一新するのは、かなり勇気のいる決断だったと思いますが、これによりモダンなPHPに追いつくことができました。
振り返り
concrete5、DrupalともにモダンなPHPへの移行を行いつつあります。開発当初からFuelPHPベースのNovius OSも、FuelPHP2.0がリリースされたらどうするか?という問題があります。FuelPHP1系はPHP5.3前提で書かれているので、出た当時(2011年末ごろ)はかなり先進のフレームワークでしたが、今(2014年10月)の視点から見るとFuelPHP1系はやや時代遅れな面があるかもしれません。この点は、ソフトウェアを使うのであれば、避けられないのかもしれません。