CMSに関わることで就職活動になる話を紹介したいと思います。といっても就職したのは私ではありませんが。
Novius OSにコミットする
フランスのNovius Agencyでは、FuelPHPベースのCMSNovius OSを提供しています。オープンソース(AGPL ver.3 or later)として公開されており、外部の開発者のコミットも受け付けています。コードだけでなく、翻訳で協力することもできます。日本語、ロシア語、スペイン語などに翻訳され、翻訳の成果がコアに取り込まれています。
Novius OSにコミットしている人の一人に、Victor ALBERTさんがいます。Novius OSでの活動の結果、Victor ALBERTさんは現在ではNovius OSのコア開発者として就職しています。
Ruby開発者のまつもとゆきひろさんは、「オープンソースへの取り組みはエンジニアにとって強力な『武器』になる」と言っています。自分が興味を持ったプロジェクトに参加し、そのプロジェクトのコア開発者として迎えられる、というのはエンジニアとして非常に光栄なことだと思われます。
このような例は、まだまだ少ないとは思われますが、今後増えていくと、エンジニアとして生活しやすい、幸せになりやすい、となると思います。日本でも増えて行けばいいなと思います。。私は求人を出して雇用する側の人間なのですが、ウェブサービスなら、「CakePHP勉強しています」という人よりは「CakePHPでサービス作って公開しています」という人のほうが採用したいかなあ、と思います。履歴書や職務経歴書に書いてもらえれば良いかな、と思います。
なお、私個人は、Novius Agencyからは報酬を受け取っていませんが、Novius OSのTシャツを貰ったり、novius-os.orgで活動を紹介してもらったりしています。