2014年8月にGoogleが、検索エンジンのランキングの基準のひとつにhttpsを導入するというアナウンス(Google ウェブマスター向け公式ブログ: HTTPS をランキング シグナルに使用します)を行いました。今回、レスキューワーク株式会社のウェブサイトを完全https化したので、報告をします。
ssl証明書は購入済み
問い合わせページ等では、既にSSLを導入していました。このため今回の作業としてはssl証明書の購入はありません。ホスティング会社経由で利用したので、サーバー確認等の作業も最小限で済みました。(ホスティングと別にSSL購入した場合は、サーバー確認などの作業が手間がかかることがあります。)
URLの明示的な変更
URLについては、特に変更する必要はありません。しかし、http://でアクセスした人は、https://にリダイレクトしてあげたほうが親切だと思われます。今回のように最初はhttp://で、途中からhttps://にした場合は、古いリンクなどがhttpの可能性がありますので、可能なら設定しておきましょう。
http://stackoverflow.com/questions/13376219/htaccess-redirect-http-to-https を参考にして、以下のように.htaccess に記述しました。
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://www.rescuework.jp/$1 [R=301,L]
CMSの設定変更
CMSに関しては、Novius OSを使用しているので、URLを設定しなくても、問題ありません。アクセスしたURLに応じてよきにはからってくれます。明示的に指定したい場合は、config.phpのbase_url
をhttps://www.rescuework.jp/
に設定します。(本番環境でのみURL変更したい場合は、productionフォルダを作成し、その中にconfig.phpを作成して書き込んでください。詳細はhttp://fuelphp.jp/docs/1.8/general/environments.htmlをごらんください。)
表示速度
https化する前のデータが無いのですが、https化した後の速度は、下のようになりました。
http://www.webpagetest.org/result/150126_2Y_CHM/で確認できます。ちなみにnovius-os.jpの場合はhttp://www.webpagetest.org/result/150126_34_CP8/です。
体感では、httpからhttpsに変更したから遅くなる、というほどでは無いような気がします。それよりもサーバーやシステムの速度のほうが影響が大きいように思います。
いいねの数
httpからhttpsに変更してURLが変わるためか、いいねの数などは0に戻るようです。